こんにちは。つま子です。
海外赴任に家族帯同となるとホテル暮らしではなく、家を借りるケースがほとんどではないでしょうか。
そして今はコロナもあり、プレトリップができず到着してからいきなり家を決めるパターンが多いかと思います。
初めての海外での家選びは日本で決めるのと大きく異なるので実際に家を借りてみて思ったことをつま子目線で書きたいと思います。
内覧する時にやっておくといいこと
不動産屋さんはいくつか候補の家を見せてくれます。
つま子の場合にはなるのですが、候補の家がかなりたくさんありました。
最初の内はしっかり見て、写真を撮ったりしていました。
ただ途中から疲れてきてふらふらになってしまい最後の方は適当な流し見になってしまいました。
すべての内覧が終わってから不動産屋さんはどこの家が良かったのか第三希望まで送って欲しいと言われました。
ホテルに戻ってからまる夫とどうしようかと話し合いをしましたが二人とも記憶が曖昧で中々思い出すことができず苦労しました。
そこでおすすめしたいのが、
玄関の前から部屋の様子を動画で撮影することです。
※事前に不動産屋さんに許可を取ってから行ってください。
※部屋番号も併せて撮影しておくことで後から振り返った時にどの部屋かすぐに分かるので役に立ちます。
動画を撮影する時はあとから見やすいようにゆっくり撮影するといいです。
全部屋とトイレやお風呂場、洗面所、キッチン、家電とか家具、ベランダに出た時の外の景色まで撮影しておくと他の部屋との違いが分かりやすいです。
あとはこの家はあまり好みじゃないから撮影しないとかは止めた方がいいです。
意外とあとからその家しか条件が合わないから決めたいけど情報量なさ過ぎて決める兼ねる場合もあります。
万が一に備えて内覧したところは全部記録として残しておくといいでしょう。
内覧のポイント
最低限のポイントになるので部屋の雰囲気の話はなしにしておきます。
①は不動産屋さんは少しでも高い家賃の家に決めて欲しいので予算オーバーの家ばかり紹介されました。もちろんお金に余裕があればいいと思うのですが、絶対予算内に収めたいという方は最初の段階で予算が合っているところだけ内覧した方が効率がいいと思います。
②は家によって入居できる日が大幅に異なってくるので早いところだと1週間、遅いと1か月は時間がかかることもあるので入居を急いでいる方は最初に確認しておくといいと思います。
③はオーナーさんによって家具と家電の設置されているものが違ったり、普通は設置されていなものがあったりするので最初にどのようなものがあるのか確認しておくといいでしょう。また、元々誰かが使っているものになると汚れとかがあったりするので気になる方はチェックしておいた方がいいと思います。
④は壁が剥がれていたり、カーテンレールが壊れてたり、お水が出なかったりが当たり前にあります。後々トラブルになってもいけないので入居前に修理をお願いしておくといいでしょう。
⑤は最初あまり注目していなかったのですが、部屋によってはベランダに虫の死骸が大量発生していることがあったのでそういった部屋は今後もたくさん虫が出るかもしれないと思い選びませんでした。
⑥は部屋を見に行くと必ずどこかしら現れる鳩がいます。こんなところにいるの!?みたいな場所にいるので鳩が住み着いていないかチェックしました。
多分他にもチェックしたいところがたくさんあったのですが最低限ここは見ておかなければと思ったところをまとめておきました。
あと注意しておきたいのがまだ誰にも貸したことがない新しい部屋だと入居することを決めてから家具や家電を設置するケースもあるので何を設置して貰えるかの確認や交渉が必要となります。
日本だとまだ誰も住んでいない新しい部屋って人気ですよね。
でも海外だと誰も住んでいたことがない部屋は、ちゃんと水道がでるのか、温かいお湯は使えるのか、ガスは使えるのか、家電はきちんと動くのかなど最初からきちんと使える可能性が低いので注意が必要です。
しかも、設置するまでにもだいぶ時間がかかります。
日本とは違い、海外は納期の期日が曖昧なので3日でできるって言ったら大体1週間~2週間かかることもあります。
全く何も揃っていない部屋を選択したら1か月は時間がかかることを想定しておいた方がいいです。
ホテル暮らしではなく、早く部屋に住みたいと思われている方は最初からすべて設置済みの部屋を選択することをおすすめします。
ちなみに不動産屋さんと話していると急ぐから大丈夫とか甘い言葉が多いのですが基本信用しない方がいいかなと思います。
今まで早くできるようにすると言われて、早くできたことは一度もありません。
むしろインド人だから時間かかるの仕方ないねとか言われたり、催促しまくらないと基本的に動かないので要注意です!
不動産屋さんのやりとりのポイント
部屋が決まってから重要となってくるのが不動産屋さんとのやりとりです。
部屋が決まったら終わりではなく、ここからが勝負です!
①家賃の価格交渉
②お願いの文言を変えてみる
③スケジュール管理
①は同じ家を他に選ばれた方がいると家賃の競り合いがあります。
どこまでなら家賃が大丈夫なのか決めておかないとキリがないのでそれ以上だったら次の家で契約するとかを決めておいた方がいいです。
②は最初にCould you please~?(~して頂けませんか?)とお願い形式でよくメールのやりとりをしていました。
そうすると不動産屋さんからは返事がなかったりして聞いてくれないことが多かったです。
そこで途中からPlease~。(~して下さい。)と言い切りでメールするようになったら動いてくれるようになりました。
いまいち理由は分かりませんがお願いしていると舐められてしまうのかもしれません。
③は本来であれば不動産屋さんが率先して日程などを決めてくれると思うのですが、インドではそうはいきませんでした。
自分達でこの日に入居したいからそれまでに作業を終わらせて欲しいや、これは必ずこの日までに設置して欲しいなどの要望を伝えて確認をしないと一向に作業は進みません。
最初は不動産屋さんに任せきりだったのですが、入居できる日がどんどん後倒しになっていき、いつまで経っても入居できる状態にしては貰えませんでした。
毎日必ず連絡をして、どこまで進んだか動画を撮って送って欲しいなど実際に部屋がどのような状態になっているか逐一報告して貰うようにしました。
ただこの報告も一度お願いしても送ってくれる訳ではないので今日はどこまで進んだ?作業の設置を終わっているなら動画で確認したい。などと連絡していました。
確認するようになってから作業が早まり、後倒しになっていた日程より早く住めることになりました。
何度もしつこいくらい連絡して、日本だったら確実にクレーマー扱いされると思います。
インドではちょっとやりすぎかなくらいの連絡がちょうどいいと思います。
よく出てくる用語
家探しの時や契約する時によく出てきた用語と英語をまとめておきました。
・BHK → Bはベッドルーム、Hはホール、Kはキッチン
例えば2BHKなら2ベッドルームです。3BHKなら3ベッドルームです。
また、ホールは日本でいうダイニングと同じ意味になります。
・lakh(ラク) → 1lakhは10万ルピー。例えば1.25lakhは12.5万ルピーになります。
・geyser(ギザ) → 給湯器
これがついていないとお湯を沸かすことができないので容量がどれくらいなのかも要チェックです。
・Water Dispenser → ウォーターサーバー
インドでは当たり前ですが水道水を飲むことはできないのでウォーターサーバーがついてると便利です。
これはオーナーさんによって設置してくれるかは分かれるので絶対ある訳ではないです。
・Water purifier → 浄水器
キッチンの蛇口に設置してあります。
日本とは違い歯医者さんで口をゆすぐ時くらいの水の勢いです。とても使いづらいです。
・Refrigerator → 冷蔵庫
・Deep Freezer → 冷凍庫
冷蔵庫とは別に大きめの冷凍庫を用意してくれることがあります。
インドでは外に食べ物を出しているとすぐに腐ってしまったりカビが生えたりするので何でも冷凍庫に入れます。
・Microwave Oven → オーブンレンジ
・Washing machine → 洗濯機
インドではBOSCHの洗濯機が主流なのかなと思いました。
・Mosquito mesh → 網戸
網戸がついていないと窓を開けた際に虫が大量に侵入してくるので取り付け必須アイテムです。
・Birds net → 鳩除けネット
日本では鳩除けネットを付けているお家は少ないかもしれませんが、インドではこれがついていないとベランダがとんでもないことになります。
まとめ
海外の家は日本とは違い見る視点も違ってくるかと思います。
実際に住んでみないと分からないところも多くあり、住んでからのトラブルも大変だったのでまた別記事で書きたいと思います。
ちなみにつま子は英語がほぼほぼできないので不動産屋さんとのやり取りに四苦八苦しました。
常にポケトークとGoogle翻訳を使いながらの戦いで家に住むまでに疲れ果てていました。
もし、英語に自信がない人は内覧の前に聞きたいことを英語でリストにしておくと便利です。
あとは旦那様と予算はどうするのか、何階がいいのか、部屋の広さはどれくらいがいいのか、大まかでいいので譲れない条件を決めておいたほうがいいです。
部屋を見て決めようと思ってもこだわりポイントがないと相当決めるのが難しいです。
可能であれば事前に不動産屋さんに内覧の前に最低限の要望を伝えておくのもいいかと思います。
そうすれば見なくてもいい部屋を見る必要もなくなりますし時間を無駄にしなくて済みます。
つま子はこの家選びにとても時間がかかり、家を決めても住めるまでにまた時間がかかりました。
航空便や船便の受け取り期日もあるので早めに住めるに越したことはないかと思います。
海外に到着してからはやることもたくさんあり大変かと思いますが、海外滞在中ずっと住む家になるので納得いく部屋探しが大事だと思います。
今回の記事が少しでもご参考になればうれしいです。