インドで出張に行く際、デリーやムンバイなどの大都市に行くこともあれば都市部から大きく離れた田舎の地域に行くこともあると思います。
都市部の出張であれば比較的綺麗で名の知れたホテルに泊まることができるのでホテル時間をそのまま楽しめば良いですが、田舎のホテルに泊まる際は注意すべき点がいくつかあります。
田舎のホテルでは都市部とはまた違った楽しさがありますが、自分の身は自分でしっかり守ることが大切です。
今回は実際に私が田舎のホテルに泊まってみて気をつけた方が良いなと感じたことについてまとめたいと思います。
まずは私が泊まったホテルの紹介
田舎の山間部にあるコテージみたいなホテルに泊まりました。
ちなみにホテル周辺は街灯0なので、夜は真っ暗です。
でも夜は星空がとても綺麗でした。
街灯がない田舎地域だからこその楽しみ方だなと思います。
キャンプ用のチェアがあれば、星空を眺めながらコーヒーを飲むなんてこともできそうですね。
ホテルの門をくぐり抜けると、綺麗なグリーンの芝生が広がっていました。
ちなみにホテルの門の前の車の影でインド犬が横になっていました。
インド犬は田舎の山奥にもいるようですね。
インド犬は狂犬病を持っている可能性があるので、私は近づきません、、、笑
私が泊まった部屋の正面の様子がこちら。
外出する際の鍵は南京錠でロックするシステム。
オートロックなんて文明のアイテムはもちろんついていません笑
お部屋の様子はこんな感じでした。
一応ベッドはあったので夜はゆっくり寝ることができました。
ただ、部屋の奥のベランダに出れる扉、、、鍵が壊れてたんですよね、、、笑
これもインドクオリティかと思いつつ、机の上に荷物を下ろしました。
ちなみに田舎のホテルではスリッパがないので、スリッパを持参しておくと重宝します。
スリッパがないと風呂上がりにそのまま素足で歩くか、靴を履かないといけないので、スリッパ持ってこれば良かった〜〜となります笑
インドの田舎のホテルで気をつけること
インドの田舎地域にあるホテルで宿泊する場合、以下のようなことに注意する必要があります。
1. 衛生面の確認
ホテルの衛生状態を確認しましょう。
部屋やバスルームが清潔かどうか、食事の衛生状態などを確認して、衛生的な場所であることを確認しましょう。
でも大体の場合、衛生的では無いことが多いと思います。笑
キャンプ場に泊まったことがある人であればある程度許容はできるはずです!
サバイバル能力を身につけておきましょう。
2. 食事の注意
インドの田舎地域での食事は、正直言うと何なのかよく分からない食べ物が出てくるため、胃腸の弱い人は注意が必要です。
また、食材が新鮮でない場合や、清潔でない調理場で調理された場合には、食中毒のリスクがあります。
火が通った食べ物をできるだけ食べるようにしたほうが良いです。
正露丸は持参した方が良いかも知れませんね!
ちなみに宿泊したホテルは食事付きでしたが、カレー以外は初めて見る食べ物でした。
カレーも何カレーなのか、、、にわかの私にはよく分かりません。
ただ言えることは他に食べ物は無いと言うことです笑
朝食にチャパティと液状の何かと辛みの効いた何か。
こちらは「chow chow bath」という食べ物。
食べた時は何を食べているのかよく分からなかったので、料理名を教えてもらい後から調べてみました。
「Chow Chow Bath」は、南インドの特産料理の一つで、甘口のセモリナ粉のハラボの上に、スパイシーで塩辛い野菜カレーを盛り付けた、人気のある料理だそうです。
「Chow Chow」は、南インドで一般的な野菜の一つで、日本語で言うと「冬瓜」に似た形状の野菜で味は非常に淡白。
この料理は、この野菜の名前から名付けられているようです。
2つの異なる味わいを楽しむことができるため、地元の人々から非常に愛されているとのことでした。
3. 水や飲み物の確認
田舎地域では、水道水が安全でないことがあります。
そのため、飲み水はもちろんのこと歯磨きの際にも、必ずボトルの水を使用しましょう。
ペットボトルの水も何本か持参しておくとベターです。
4. トイレットペーパーの確認
田舎地域のホテルや宿泊先では、トイレットペーパーが無いことがあります。
チェックインした当初、トイレットペーパーが無いことに気が付きスタッフさんに声をかけると、かなり時間がかかってからトイレットペーパーを持ってきてくれました。
インドでは桶に水を入れて手でお尻を洗い流すことが一般的。
トイレの便座カバーにバケツと手桶が置かれていました笑
5. 安全面の確認
田舎地域での犯罪や盗難のリスクは、都市部よりも高くなる場合があります。
ホテル周辺の治安状況を確認し、貴重品は必要最小限に留め、宿泊先のセキュリティ対策についても確認しておきましょう。
女性が一人で田舎のホテルに泊まることはおすすめしないので、パートナーと宿泊するようにしましょう。
6. 外出時の服装
田舎地域では、伝統的な価値観が根強く残っているため、女性は特に、露出の多い服装や派手な色の服装は避けるようにしましょう。
また、日中は暑くても夜は冷えることもあるので長袖を持っておくと良いです。
コンパクトで軽いユニクロのウルトラライトダウンはマストアイテムの一つです!
7. 外国人としての注意
インドの田舎地域では、外国人として目立つことがあります。
人々の好奇心から声をかけられることもあるかもしれませんが、知らない人と過度に交流することは避け、自分の安全を最優先に考えましょう。
ただ、インド人は人懐っこくておしゃべり好きの人も多いのでスタッフさんと会話を楽しんでみるのもアリだと思います。
私の場合もホテルのオーナーさんと色々と会話を楽しむことができました。
宗教の話であったり、学生時代の専攻の話であったり、地元の話であったり、、、
そんなたわいも無い話をするためにも英語はできた方が良いな〜と思うのでした。笑
8. モスキート対策
インドの田舎地域では、モスキートが多いため、蚊取り線香や虫除けスプレーなどの対策を取ることをお勧めします。
また、蚊が媒介する病気に感染する可能性もあるため、注意しておくことをお勧めします。
蚊だけでなくアリやクモなども部屋に結構いたりするので、神経質な人は精神的にきついかもしれません。
多少のことは気にしない寛容な心を持ち、その国、土地の文化を受け入れることも大切なことだと思います。
9. 交通事情
田舎地域では、交通事故が多いことがあります。
特に、夜間の運転は危険であるため運転手を雇って移動することをお勧めします。
また、路上での交通ルールの遵守はあまり厳しくないため、歩行者も注意が必要です。
私の場合は専属のドライバーさんに移動をお願いし、ドライバーにはチップを渡して一泊してもらうことにしました。
ただドライバーは野外で寝ていたので夜中は寒かったらしく、申し訳ない気持ちになりました、、、笑
10. 現金の持ち運び
田舎地域では、クレジットカードが使えないことがあるため、現金を持ち歩く必要があります。
ホテルの部屋も安全かと言うと微妙なので、貴重品はしっかり見張っておきましょう。
ただ、インドではキャッシュレスも進んでいるので、PaytmやGoogle payが使えるお店もありました。
12. 電話やインターネットの状況
インドの田舎地域では、電話やインターネットの状況が不安定な場合があります。
私が泊まったホテルではWi-Fiがついていなかったので、弱い電波で頑張って妻と連絡を取っていました。
13. シャワーのお湯が出ないことも
シャワーに入りたかったら30分前には声をかけて!と言われたので、なんでかなと思っていると、こちらのホテルは薪を燃やしたボイラーでお湯を沸かすシステムでした!
電気ではなく薪でお湯を沸かすというのは、日本ではなかなか見られない光景です。
こんな体験ができるのも田舎ならではだと感じました。
まとめ
田舎のホテルで特に気をつけたいのは、安全面と食事です。
上記のことに気をつけておけば、田舎ならではの経験ができることは間違いないです。
田舎に出張が決まった時は不安な面もありますが、逆に楽しんでやろうと思って過ごしてみるのも良いですね!
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